あらゆる病気にならない秘訣がここに!「無病法」
人間として生きる以上、我々と切っても切れないものが病気であり、老化です。 特に人生100年時代に突入している現代では 「如何にして健康に年齢を重ねるか」は重要なテーマだと思います。 医学は進歩して、確かに治療法は様々に確立はしていますが、 その前段階、つまり「そもそも病気にならないためには」となると 現代医学も現代科学も答えを示してくれません。 そこで本書です。 初版はなんと1558年です。 この時代に著者は102歳まで生きたそうです。 著者が身を以て示した病気にならない秘訣、それは「節食」です。 自分の体質に合ったものをとにかく少ししか食べない。 これだけです。 老人になった著者は、卵一個の黄身、少しのパン、スプーン数杯のミルク、 これで老人の一日の食事には充分だと述べます。 少量過ぎない???!!! と思いますが、 これで体のみならず心も晴れやかに日々過ごせると言いますし、 実際これで102歳まで生きたのです。 確かに現在の食生活は豪勢になってきています。 この読書体験を機に「見直しを図っても良いかもしれない」と、 少しずつ節食を実験導入していきたいと画策しています。 食事からの楽しみは慎み、 楽しみは読書から。 そして、健やかな人生から。 何十年後かに結果が出るのが楽しみです。 こうして生き方が変わっていくのが読書の醍醐味です。 皆様も是非、ご一読を。 ルイジ・コルナロ著 中倉玄喜訳 PHP研究所 2014年刊