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綺麗に立ちたい? この本をどうぞ
「魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本」

 うちの塾に通っている人はご存知かもしれませんが、 私は腰痛持ちです。 ぎっくり腰に襲われたときには文字通り身動きが一切できず、 それはそれは最悪な日々を過ごしました。 その時に素晴らしい整体の先生に出会い、 姿勢の悪さが原因であると分かり、 そこから「正しい姿勢」求道の旅が始まりました。 整体で教わった正しい姿勢も時間の経過と共に薄れ行き 気が付けばまた「ピキッ!」と腰に電流が走り用心生活に逆戻り。 「これではいけない」と救いを求めた先が本書です。 本書では易しい言葉で「正しい姿勢」を丁寧に説明してくれます。 正しい姿勢の勘所は、実は脱力にあるようです。 小学校で学んだ「気を付け!」の姿勢ですが、 あれは力みまくってるので正しい姿勢ではないようです。 正しい姿勢は各関節が緩んでいないといけません。 そう言えば、 かの宮本武蔵が「五輪の書」で同じ様なことを言っていたようです。 本書ではその緩んだ正しい姿勢を たった10個のフレーズに落とし込んで 日々の生活に活かせるように工夫してくれています。 代表格は「頭の中で小舟が静かにゆれています」です。 詳細を書くと本を読む楽しさが無くなるので内緒。 気になる方は是非ご一読を。 私はこの本ですっかり姿勢が正しくなりました。 しかし、疲れてくると姿勢が崩れまくるので、 修行はまだまだ足りてません。 一生かけて正しい姿勢を追求してやるー!!! 大橋しん著 飛鳥新社 2021年刊

コロナを題材に正しい思考法を学ぶ
「新型コロナとワクチン わたしたちは正しかったのか」

 本書は、 第一作「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」 に続く二作目という位置付けの本です。 一作目の出版が2020年末。 一方、本作は2021年末の出版。 この一年間のコロナに対する科学と医療の進展、 そして、コロナを巡る状況の変遷を改めて概括してくれます。 こういう「現在進行形のもの」を学ぶ時に絶対に欠かせないのが 学んだ知識の更新です。 特に今回のテーマ「コロナ」に関しては進捗がめまぐるしいので 一年も過ぎれば浦島太郎になってしまうと思い本書を購入しました。 一番の進展は著者の一人峰宗太郎先生が ワクチンに対してポジティブに考えるようになったことではないでしょうか。 峰先生が 「第三層試験の結果や、実際の接種のスタート、公聴会などで示された、いくつものエビデンスを見て、これはリスクよりもベネフィット(利益)が明らかに大きい、と判断しました」と述べる通り、 この一年でデータの蓄積が成されたことで 数値を読めるようになったことが大きな進歩であったと思います。 ただやはり、前著でも触れられていた、 ワクチンによる10年先への副作用は未知のままということも 再度言及されています。 この白と黒の両方に触れる点が峰先生の信頼に足る部分であると 私は思っています。 ワクチンを車に例え 車の事故はゼロにはならないけど、 そのリスクを理解した上で車を選択するという話は解りやすかったです。 ワクチンの接種は最終的には個人の価値観で決定することで、 その為の思考の道筋、 最新のコロナ(今回は特に変異についての解説が良かった)とワクチン情報、 そして最大の読み所「学術論文の解説」という本書の構成は拍手ものです。 コロナは大迷惑なんですが、 こうして「どのように考えるか」を学ぶ機会を与えてくれた点だけは良かったのではないでしょうか。 コロナでさえも「災い転じて福と成す」です。 何からでも学べます。 今回、私は本書から「情報リテラシー」を学びました。 皆さんもいかがですか? 本書はその最大の助けになってくれますよー。 超お勧めです。 峰宗太郎 山中浩之 共著 日経BP 2021年刊

あらゆる病気にならない秘訣がここに!「無病法」

 人間として生きる以上、我々と切っても切れないものが病気であり、老化です。 特に人生100年時代に突入している現代では 「如何にして健康に年齢を重ねるか」は重要なテーマだと思います。 医学は進歩して、確かに治療法は様々に確立はしていますが、 その前段階、つまり「そもそも病気にならないためには」となると 現代医学も現代科学も答えを示してくれません。 そこで本書です。 初版はなんと1558年です。 この時代に著者は102歳まで生きたそうです。 著者が身を以て示した病気にならない秘訣、それは「節食」です。 自分の体質に合ったものをとにかく少ししか食べない。 これだけです。 老人になった著者は、卵一個の黄身、少しのパン、スプーン数杯のミルク、 これで老人の一日の食事には充分だと述べます。 少量過ぎない???!!! と思いますが、 これで体のみならず心も晴れやかに日々過ごせると言いますし、 実際これで102歳まで生きたのです。 確かに現在の食生活は豪勢になってきています。 この読書体験を機に「見直しを図っても良いかもしれない」と、 少しずつ節食を実験導入していきたいと画策しています。 食事からの楽しみは慎み、 楽しみは読書から。 そして、健やかな人生から。 何十年後かに結果が出るのが楽しみです。 こうして生き方が変わっていくのが読書の醍醐味です。 皆様も是非、ご一読を。 ルイジ・コルナロ著 中倉玄喜訳 PHP研究所 2014年刊

接種するべきか、せざるべきか、それが問題だ「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」

 こんなに「ワクチンワクチン」と世間はかしましいのに、 そう言えば、コロナワクチンのこと「なんとなく」しか解らない、、、、。 と、いうことでお勉強のために本書を購入しました。 お二方の対談形式の書籍です。 どんなお二人かと言いますと 一人目「峰宗太郎さん」アメリカ在住の米国立研究機関博士研究員の病理専門医で SNS、ブログで「正しい医療情報」を発信している(奥付より)お方。 二人目「山中浩之さん」素人代表。日経ビジネスの編集部勤務。 素人の山中さんがプロ中のプロの峰先生に質問する形で話がすすんで行くのですが、 いやー、おもしろかった! いきなりネタバレしまっす! 引用します! 「『知らないと不都合な真実』とは(中略)「『情報を簡単に信じる』『一度信じた情報を疑わない』姿勢を、 恐らく私やあなたを含めた人間全員が持っている、ということです。」(517ページ)  コロナやワクチンの話がほとんどの本書なのですが、 実は、それを使って人間の迂闊さや短絡的思考に気付かせるための本だった訳です!  難しい話題、例えばコロナワクチンに関して、自分は「良く分からない」としたら、 闇雲に専門家の言うことを鵜呑みにしてしまうような思考法に「ノー」を突きつける本です。 専門家といっても人間なので間違えるし、 新事実が判明して専門家の意見が変わることもあるからです。 「じゃあ、解らないことはどうするの?」  答えは「解らないことは学びなさい、自分で考えられるようになりなさい」と 本書は諭します。  世の中は「良く解らないこと」でいっぱいです。 これから先の人生、一々人に質問するの? その人は完璧で、絶対に間違えないの?  結局、頼れるのは自分、 しかも、自分の頭だけです。 学び続ける人が最強なのです。  ところで、本書の主題であるコロナのワクチンについてですが、 本書によれば、これも結局は 「まず、情報収集をしっかりする。 しかる後、ワクチンを接種する、しないは、個人々々の価値判断による」ということになります。  本書を読むことでワクチンの情報は収集できます。  ワクチンの種類(生ワクチン、不活化ワクチン、核酸ワクチンの違い)、 副反応、二回接種の意味、効果の持続性、長期的視点、といった辺りの情報が集約されてます。 これだけ頭に入れば、あとはその人の価値観に照らし合わせて、思考する...