肩すかし「LIFE SHIFT2 100年時代の行動戦略」

 タイトル通り「LIFA SHIFT」に続く第二作。


第一作は、この世に生きる「人」に焦点を当て、

これからの人生100年時代に合わせて生き方の変革を強く後押しする名著だった。


前作に比べると、本作は物足りない。


人生100年時代を生きるための「社会的システム」の話がメインで、

一市民としては「へー」「ふーん」という感想しか出てこない。


社会システムをこうしないと人生100年時代は乗り越えられないので、

「新たなシステムを考案しよう」という話を色々と説くのだが、

小市民の私などは「政治家さんは大変になるだろうねぇ」程度の感想しか出て来ない。


「出版もビジネス」なので理解はできるのですが、

この内容の書を個人向けと同様の売り方で売るのはやめていただきたいところです。


最後の四分の一は読み飛ばしました。

前作が良かっただけに残念な読後感。


まぁ、色々本を読んでればこういうこともあるさ、

ということで今回はここまで。


気を取り直して次の本読もーっと。


アンドリュー・スコット、リンダ・グラットン共著

池村 千秋訳

東洋経済新報社

2021年刊

コメント

このブログの人気の投稿

面白かったけど、、、「デイヴィッド・コパフィールド」

四書完走!「大学・中庸」

これぞ歴史学の学び方「歴史をみる眼」